金属のリサイクル

金属ゴミ

回収した蛍光管

見た目が鉄のゴミは重量感もあるので溜め込みたくはありませんが、ゴミにはまだなっていないだけの予備軍がそこらじゅうにあります。 身近なところではキッチンを見渡してもらえばいくつか該当するアイテムが発見されるので、お時間のある時にでも目を凝らして観察してみましょう。 新しいお鍋を買ったから使わなくなった古いお鍋、昔は活躍してくれたけど新品を購入したとたんに補欠になった包丁など、まだ使えるので捨てるには惜しいけど今後も日の目を浴びるあてのない鉄製品は意外とあるものです。 用途に合わせて使い分けるといっても兼用できるのならひとつを重点的に使用するでしょうし、所有しているだけで滅多に使われない道具も多いのです。 そうした物は引越しや大掃除の時にまとめて処分されるので、そのタイミングでなら発生しやすいタイプのゴミになります。 いつまでも捨てられないタイヤのアルミホイルなど潜在的な金属ゴミもありますし、自分で認識している以上に鉄のゴミは多いのです。 それらは鉄なので資源ゴミになりしかるべき方法で処分することになります。 リサイクルが前提になるのですが、どんな物に生まれ変わるのでしょうか。 わかりやすい材質なのでその答えも簡単に浮かぶでしょうが、回収後も鉄製品に加工されることになります。 自動車部品や鉄筋材に生まれ変わるので、我々の生活に欠かせないとても価値の高いリサイクルと考えて良いでしょう。

乾電池

ゴミ箱にポイと捨てる人はいないでしょうが、乾電池は専用の回収ボックスなどでのみ受け付けている捨て方の限られるゴミになります。 ただの鉄クズとは違って扱いも慎重になる、神経質に分別されるゴミでしょう。 コンセントの無い電化製品のほとんどが乾電池から電力を供給されることで機能を発揮するのですが、あまり多くはなさそうなそれら電化製品も細かいものを探すと実は多く存在しています。 最近発売されたテレビならどんな大きさでもリモコンが付属していますが、そのリモコンには乾電池が使われています。 エアコンのリモコンにも内臓されていますし、ほぼ全てのリモコンは乾電池を頼りにコントロールしているのです。 これは住宅の中で快適に生活するための電化製品だけの話ではなく、王道ホビーのラジコンにも言えることでしょう。 コードを伸ばしてコンセントに差し込むまでもなく、少ない電力が供給されればそれで事足りる物なら乾電池を使ったほうが操作しやすいからです。 目覚まし時計や掛け時計も電池式が多そうですし、交換する回数が少ないからあまり使っている感じがしないだけで家中を探せば1ダース以上の乾電池がみつかるかもしれません。 そんな乾電池も資源ゴミとして回収され鉄製品や亜鉛地金の原料としてリサイクルされています。 焼却するのはもってのほか、適当に捨ててはいけません。

蛍光管

鉄ではありませんが蛍光灯もリサイクルされる資源ゴミに該当します。 屋外でも暗い夜道を明るく照らしてくれる街灯や、地下の駐車場で事故を起こさないよう周囲に危険がないか視認しやすくしてくれる蛍光灯も、やがては回収されてリサイクルされる資源ゴミになるのです。 昼間はあまり必要とされない蛍光灯ですが夜以外に光っている場所も多く、建物の内部、特に窓が少ない大きな建造物では日中も常時輝きっぱなしになることがあるので寿命がきて回収される数も少なくはありません。 デパートやスーパーでは蛍光灯がなければ屋上以外のフロア全てが薄暗くなりますし、現代人に欠かせないコンビニエンスストアもそんなに面積は広くなくて大きなガラス窓を備えているにも関わらず、24時間照明の電源はオンになっています。 また商品をよく観察してもらったり美しく魅せるため、ショーケースにブランド品やフィギュアを並べているお店では天井の蛍光灯だけでなくライトアップ用に、低い位置にも照明を設置していることがあります。 日中でも多くの店舗では寿命を削って輝いている蛍光灯は、発生量の多い資源ゴミであると思っても良さそうです。 割れてしまった物は燃えないゴミになりますが原型を保っているのなら回収後にリサイクルされるので、その違いも覚えておきましょう。 一番やっていはいけないのは燃えるゴミとして扱うことですが、そんな人はいないと思うので心配しなくてもいいでしょう。