古紙のリサイクル

古新聞・古雑誌

古紙回収のイメージ

古紙の中で最も量が多いであろうと思われるのが古新聞と古雑誌で、新聞は毎日ほとんどの家に配達されていますし複数の新聞をとっている家庭も少なくはなく、一週間も溜め込めば相当な量になるでしょう。 新聞そのものだけでなく折込チラシもかなりの枚数がありますし、多い日だと雑誌1冊分に近い古紙が一軒のお宅で発生することもあります。 週末なんかはスーパーの広告や求人広告が何枚も入っていますし、配達された新聞を持ち上げるだけでもエネルギーをそこそこ消費するほどです。 そんな大量の紙をそのまま燃やして処分してはもったいないので回収しリサイクルをするのですが、新聞以外にも雑誌がかなりの割合を占めているようです。 文字が印刷されていることが共通する両者は、使用後の運命も同じ道を辿ります。 週刊誌なら毎週のように発行され、月刊誌ならほぼ毎月発行される雑誌類も発売日から1週間もすれば用済みで、ゴミのように扱われることになります。 新聞よりは寿命が長いのですが、それでも誕生して一週間とはセミも真っ青な短命で少し哀れみを感じてしまいます。 なのでリサイクルして再利用することが雑誌のためにもなりますし、そのために資源ゴミとして回収してのです。 回収された古新聞や古雑誌は主にダンボールに生まれ変わり第二の人生を歩みます。 そして今度は前世よりも長い期間、丈夫な紙製品として社会に貢献するのです。

紙パック

ドリンクが封入されている紙パックも回収されてリサイクルされる物品で、中身は牛乳やコーヒー飲料、フルーツジュースやスポーツドリンクなどが主な製品です。 学生やフリーターの働くコンビニエンスストアやスーパーマーケットでも販売されているこれら紙パックの製品は、現代人なら毎日のように目にする機会のある飲み物なのでどれだけの数が流通しているのは想像できないほどです。 毎日多量の紙パック製品が消費されていることは誰もが知っている事実で、これをリサイクルするかどうかでエコロジー度も大きく変わってきます。 一軒のコビニに陳列されている商品だけでも軽く3桁以上ありそうですし、県内で営業しているコンビニの全ての紙パックを集めたとしたら4桁を超えるどころかゴミ箱の中まで足して家庭の冷蔵庫の中身まで含めると5桁にも届く勢いです。 そんなにたくさんの紙パックをただ焼却処分しては資源の無駄遣いなので、回収して再利用するのが今のトレンドになっておりコンビニのゴミ箱にも紙製品用の箱が用意されているお店がほとんどです。 いわゆるゴミの分別で、店内で購入してすぐに飲み干された商品なんかを効率よく回収するにもコンビニにゴミ箱を設置するのはとても有効な作戦です。 そうして集められた紙パック製品のゴミはリサイクルされるのですが、ダンボールではなくトイレットペーパーやティッシュペーパーに転生します。 詳しいことはわかりませんがきっと柔らかいものにむいているのでしょう。

雑紙

上記以外の紙製品のゴミも、ももちろん回収してリサイクルされています。 再生不可能なほど汚れていたり傷んでいる場合は諦めて焼却もされますが、そうでない紙類はもったいないので回収後に再生紙として再びデビューすることになります。 お買い物をした時に梱包する包装紙や商品を持ち運びやすいようにしてくれる紙袋なども、役目を終えて捨てられたらリサイクルに回されます。 買取されずに無料で回収される紙類はけっこうなタイプがあり、あなたのお部屋の中にもきっといくつか存在しているでしょう。 例えばカメラを購入したらその外箱は紙製なことに気付きますし、ラジオも同じく紙の箱に梱包されています。 壁にかけるカレンダーもほとんどが紙製ですし、卓上の小さなカレンダーもやはり紙を材料にしています。 手帳もアドレス帳もメモ用紙も紙ですし、そうしたものを廃棄する時は資源ゴミの扱いで回収してもらうことになるのです。 とにかく古新聞のように分かりやすい物でなくても対象になる品はいくらでもあるので、環境問題に真剣に取り組んでいる人は分別を完璧にしましょう。 個人でも実行できるエコロジー作戦は身近な所にもあるので、コツコツと善行を積み上げるつもりで行動するのです。 その結果雑紙はトイレットペーパーやティッシュペーパーに生まれ変わり、あなたのお尻を優しく拭いてくれるでしょう。