空き缶のリサイクル

空き缶のリサイクル

カン・ビンの分別

スチール缶やアルミ缶にはスポーツドリンクやアイスコーヒーが入っていますが、中身を飲み終わったら空き缶専用のゴミ箱に片付けるのが暗黙の了解となっています。 内容物は他にも炭酸飲料だったりおしるこだったりとレパートリーも多く、中には飲料ではなく麺類やおでんのこともありますが、どれも同じように空き缶を捨てるために用意されたゴミ箱に捨てるよう子供の頃から教えられて育ってきました。 コンビニや大型酒店、ドラッグストアでも販売されているこれら商品ですが、家に持ち帰ってから飲む人でなければ道端に設置されている自動販売機で購入するケースもあり、この場合はその場でふたを開けてゴクゴクと飲み干し、自動販売機の横にあるゴミ箱にポイと投げ入れます。 それ以外の所に捨てられることが少ないのでわりとスムーズに収集しやすそうなイメージの強い空き缶ですが、油断していると可燃物用のゴミ箱に捨てられたり道路脇にポイ捨てされたり、本来あるべき所へ収まっていないこともあります。 ですがきっちり回収してリサイクルされるべき資源ですので、みんなが協力してエコロジーな社会を築く努力をすることが望ましいでしょう。 回収されたスチール缶やアルミ缶は鉄製品、自動車の部品になったり鉄筋材に再生されてみなさんの前に戻ってきます。 ディーラーで自動車を買ったら以前自分が飲んだ缶コーヒーの面影があった、なんて話もあるのでけっこう再会しているのかもしれません。

空き瓶

空き瓶のリサイクルには2種類あり、ひとつはビール瓶や一升瓶などを回収して再使用するリユース、もうひとつ瓶ではないものへの再加工です。 ビール瓶は強度も高く1回の使用で廃棄するには惜しい逸材なので、回収したら洗浄してそのまま同じ役目を与えて使役します。 特別な加工をしなくても再使用できるので、回収がそのまま生産に近い意味を持つため効果はバツグンです。 よく観察すれば栓を抜いてない瓶ビールも多少の擦り傷が付いており、パーフェクトな新品の瓶に入っているビールばかりを飲んでいるのではないことに気が付きます。 目の悪い人だとリユースされていることをあまり知らないかもしれませんが、そこそこの割合で中古の瓶を回収して使っているのです。 そのまま使われない瓶の場合は回収後にブロックなどに可能されますが、こちらは対象になる回収物はたくさんあります。 今では数少なくなってきたガラス容器のドリンク類ですが、それでも絶滅してはなくちらほらとみかけますし、調味料にも使われています。 お醤油の入った瓶、ソースの瓶なんかはどこの住宅にも数本はあるでしょうし、飲食店なら数十本は在庫を抱えているので全体の数をみると相当な量になります。 それらも回収業者がしかるべき所へ届けて再生され、違った製品として生まれ変わり再び私達の前へと姿を現すのです。

ペットボトル

缶、瓶ときたら次はペットボトルです。 数あるプラスティック製品の中でもとりわけ人との接点が多いペットボトルは、夏の暑い日には1人で数本を消費するので発生するゴミの量も膨大です。 飲み終えたら自作のドリンクを詰めて持ち歩くひともいますが、そんなエコロジーな使い方を全ての人がしているのではありませんし、ほとんどのペットボトルは使い捨てされることになります。 お茶を好む人なら自宅のキッチンで作った麦茶をカラのペットボトルに入れれば容器として何度でもリサイクル可能ですが、コーラやジンジャーエールだと中身を自分で用意するのはなかなか大変です。 拘りをもってショウガを栽培しているしジンジャーエールなら作ったことがあるよ、という人は日本にはあまりいませんし、コーラを自作した経験を持つ方もきっとほとんどいないでしょう。 なので炭酸飲料が好きな人はペットボトルを使いまわすことをしませんので、飲み終えたらそのままゴミ箱に直行することになります。 その数は冬でも1本、日差しの強い夏なら3本が目安になります。 その大量に発生するカラのペットボトルですが、資源ゴミとしてリサイクルされることを知れば破棄することにも抵抗がなくなります。 転生先はやはりプラスティック製品で、タマゴのパックなどが有力でしょう。